宝くじは何歳から買える?未成年の購入・当選・換金ルールを徹底解説

宝くじとは地方自治体が売り出すくじのことで、自治体の財政資金を調達するために宝くじを販売して、その収益金を公共事業などに活用します。

人々に夢と希望を与えてくれる宝くじですが、意外と宝くじが未成年でも買える(一部のくじは除外)ことを知らない人が多いのではないでしょうか。

この記事では、宝くじを未成年が購入する場合の方法や、未成年が高額当選を当てた場合の当選金の受け取りルールなどを徹底解説していきます。

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宝くじは何歳から買える?基本ルールを解説

パチンコのやめどきを4分類して解説

宝くじに関して、「当せん金付証票法(とうせんきんつきしょうひょうほう)」という法律が制定されています。通称“宝くじ法”とも呼ばれるこの法律では、購入者の年齢に関する制限や規制が記載されていません。

つまり、法律的には「未成年者であっても宝くじが購入できる」といえます。とはいえ、すべての宝くじが未成年でも買えるわけではありません。まず、未成年者が買えるくじの代表的な種類を紹介します。

ジャンボ宝くじ

宝くじ(全国自治宝くじ)の一種で、当選金額が高額な特別くじの名称です。ジャンボ宝くじはテレビCMも多く、知名度が高い宝くじです。ジャンボ宝くじは年に5回販売される宝くじで、バレンタインジャンボ、ドリームジャンボ、サマージャンボ、ハロウィンジャンボ、年末ジャンボの5種類があります。

自治体別宝くじ

ジャンボ宝くじなどが全国共通で販売されるのに対し、自治体別宝くじは各地域の自治体がブロックごとに共同で発売するくじです(通称ブロックくじ)。全国を4つのブロック(東京都/東北・関東・中部/近畿/西日本)に分け、各ブロックごとで発売されています。

スクラッチくじ

スクラッチは、カードを削るタイプの宝くじです。削ったその場で当たりがわかるのが特徴で、トリプルマッチ、ラッキー3(さん)、ハッピーカウント、トライアングルチャンス、およびタテ・ヨコ・ナナメなど、さまざまな種類があります。基本的に未成年でも買うことができるスクラッチくじですが、ワンピース・スクラッチくじは20歳以上しか購入できないのでご注意ください。

数字選択式宝くじ

数字選択式全国自治宝くじの略称で、購入者が好きな数字を自由に選択できる形式の宝くじです。ロト6、ロト7、ミニロト、ナンバーズ3、ナンバーズ4が該当します。それぞれの数字選択式宝くじによって、選ぶ数字の数や当選金の大きさが異なります。

スポーツ振興くじ(BIG・toto・WINNER)は19歳から購入可能

スポーツ振興くじのBIG・toto・WINNERの購入については、「スポーツ振興投票法(スポーツ振興投票の実施等に関する法律)」の第9条で“19歳に満たない者は、スポーツ振興投票券を購入し、または譲り受けてはならない”と定められています。

つまり、スポーツ振興くじが買えるのは19歳からで、18歳以下の方はスポーツ振興くじの購入ができません。18歳未満の方がtotoなどを手に入れて当選したとしても、配当金は受け取れないのでご注意ください。

宝くじを子供が買うときの注意点

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上述したように、ジャンボ宝くじのような一部の宝くじは購入者の年齢制限がありません(スポーツ振興くじは18歳未満は購入不可)。

したがって、子供でも宝くじを買うことができるのですが、モラル上の問題として購入時や当選金の受け取り時などにいくつか注意点があります。それらを詳しく解説していきます。

ネットでの宝くじ購入は20歳未満は利用不可

ネットで宝くじを購入する場合は、公式サイトに登録する必要があります。

宝くじ公式サイトの宝くじ会員規約の第2条には『次の方は、会員となることができません。法人 満20歳未満の方 外国に居住されている方』と明記されています。したがって、20歳未満は会員登録することができません。

子供でも宝くじ売り場の実店舗なら宝くじを買うことができますが、会員規約の年齢に達していない人は公式サイトでの購入は不可能と言う事になります。

公式サイトでは電子メールなどで他者に宝くじを贈与する「ギフト」という買い方もあります。ですが、「ギフト」を受け取る側も公式サイトの会員登録が必須となるので、やはり子供がネットで宝くじをやり取りすることはできません。

売り場によって年齢確認されることも

法的には子供が宝くじ売り場で宝くじ(ワンピーススクラッチなどを除く)を買うことに問題はありませんが、未成年でも買えることを知らない人がその姿を見たらどうでしょうか? 「あの販売所は子供に宝くじを売っている」と勝手にマイナスイメージを持たれるかもしれません。

その他、宝くじ売り場によっては年齢確認されることがあったり、万が一のトラブルを未然に防ぐために未成年には販売しないことを決めている売り場も一部にはあります。

もし、宝くじ売り場独自のルールとして販売を断られてしまった場合は、保護者同伴で購入したり別の場所で買うようにするのが無難です。

当選金の使い道はすべて子どもが自由に決められる?

子供が宝くじを購入して当選した場合、当選金はその子供のものとなります。

しかし、親権者には財産管理権(親権者の持つ子供の財産を管理し、その財産に関する法律行為を子供に代わって行う権利)があります。そのため、親権者の許可が無い限り、子供が当選金の使い道をすべて自由に決めることはできません。

子供の当選金はあくまでその子供の財産なので、その当選金を親が勝手に使うことも法律で禁止されています。宝くじの当選金には所得税などの税金は課されませんので、子供が買った宝くじの当選金は子供が成人するまで手を付けず、親権者が預かっておくというのがベストです。

未成年が宝くじで高額当選した場合の受け取り方法とは?

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子供がジャンボ宝くじなどの高額当選した場合、50万円以上の宝くじ当選金の換金を行ってるみずほ銀行の本店または支店で当選金を受け取ることになります。

大人の場合は、50万円以上の当せん金の場合、運転免許証・健康保険証など本人確認用の書類を持参・提出します。100万円以上の高額当選金の場合は印鑑を持参する必要があります。

幼い子供一人で上記の提出物を揃えるのは困難ですし、そもそもみずほ銀行は未成年への宝くじ販売を自主規制しています。そのため、子供が高額当選した場合の当選金の受け取りは、親の同意と可能であれば親権者の同伴が理想的です。

親や保護者が代理で受け取れるのか

子供が購入した宝くじの当選金を、親や保護者が代理で受け取ることは可能です。

あくまで一般的な例ですが、保護者の本人確認書類(運転免許証、パスポートなど)や子供との関係を証明する書類の戸籍全部事項証明書(戸籍謄本)、子供の銀行口座情報や委任状などが必要となります。

状況によって必要な書類は変わることがありますので、宝くじの当選金を受け取ることができるみずほ銀行へ事情を説明し、必要な提出物を聞いておくのがよろしいでしょう。

宝くじ以外のギャンブルは何歳からできる?

ここまでは特定の宝くじが未成年でも買えることについて解説してきました。それでは宝くじ以外のギャンブルは何歳から遊戯可能なのでしょうか?

ここからはパチスロや競馬などのギャンブルに関する年齢制限についても詳しく解説していきます。

パチンコ・パチスロ

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パチンコ・パチスロの年齢制限は、「風営法(風俗営業等の規制及び業務の適正化等に関する法律)」に基づいて決められています。風営法の第22条では、未成年者(18歳未満の者)のパチンコ店への入場や就労を禁止しています。

したがって、パチンコ店への入店および遊技は18歳以上からできるようになります。ただし、18歳以上でも高校生の方はパチンコ店の入店・プレイが禁じられていますので、高校を卒業してから入店するようにしましょう。

競馬・競輪などの公営ギャンブル

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競馬と競輪は20歳以上の方であれば普通に競馬場や競輪場で馬券や車券を購入できます。

競馬のインターネット即時投票サービスは20歳未満の方が登録できないため、やはり20歳以上から買えることになります。平成17年に、20歳以上であれば学生でも馬券・車券が購入できるように法律が改正されました。

競馬場・競輪場への入場だけであれば、保護者同伴という条件付きで未成年でも可能です。

よくある質問(Q&A)

宝くじの購入の年齢制限に関して、よくある質問と回答を掲載していきます。そうそう起こることではないのですが、法改正により質問の内容や回答にズレが発する場合もあります。その場合、可能な限り迅速に回答を修正していきます。

親が代わりに宝くじを買っても問題ない?

子供のお金で、子供の代わりに親・保護者が宝くじを代理購入しても問題はありません。ただし、当選金は原則として購入者本人が受け取ります。

つまり、子供の代わりに親が購入した場合は、購入者本人は親ということになり、当選金は親が所有することになります。

当選金の受け取りを子供名義に変更することはできないため、親から子供に勝利金を渡す際は贈与という形になり税金が発生するおそれがありますのでご注意ください。

高校生がバイト代で買ったら問題?

高校生がバイト代で宝くじを買っても、特に問題はありません。ただし、このページで解説した注意点、スポーツ振興くじは18歳未満は買えない、販売所によっては高校生への販売を禁止している、などに抵触しないように注意が必要です。

学生服着用など明らかに未成年者に見えるような服装で宝くじ販売所に行くのも得策ではありません。

年齢を偽って購入した場合のリスクは?

未成年なのに年齢を偽って購入した場合は、特にネットでの宝くじ購入はハイリスクがつきまとうと言わざるを得ません。

例えば、インターネット上で年齢を偽って宝くじ会員になった場合、規約違反となって当選や宝くじの購入自体が無効となる恐れがあります。未成年者が宝くじを買う場合は、インターネット購入だけは使わないように注意してください。

宝くじは基本的に何歳からでも購入OK。ただし換金には注意が必要

宝くじは何歳からでも合法に買えるので、未成年者でもお手軽に楽しめるギャンブルといえます。ただし、高額当選時の換金や、社会の目には注意が必要です。SNSが発達している現在では、「幼い子供が宝くじを買ってる」と写真付きで拡散される可能性も捨てきれません。

きちんと宝くじ購入時のルールを守りながら、宝くじを楽しんでください。

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今回の記事を書いた人

こんにちは!ウエノヒトシです。みなさんから親しみを込めて「上の人」と呼んでいただいています。ネットカジノJPの運営を一手に担っており、サイトの最新情報や役立つ知識を日々更新しています。長年のギャンブル経験を生かし、オンラインカジノにも深い愛情を持って8年が経ちました。勝利への鍵となる必勝法を研究し続けており、いつか皆さんに完璧な勝ち方をお伝えできる日を夢見ています。

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