ルーレットの基本的な賭け方と倍率
ルーレットはベットエリアや賭け方が非常に多く、当たりにくい賭け方を的中させることで超高配当を獲得することもできますし、それらを組み合わせて複数カ所ベットすることで当選確率を上げることもできます。
また、他のカジノゲームとは異なり、全てのベット方法で控除率(ハウスエッジ)が同じことから、どのベット方法を選んでも損をしないことも魅力と言えます。
ここではルーレットの基本的な賭け方・倍率・確率について解説します。
インサイドベット
「インサイドベット」とは、0〜36までの数字を利用してベットを行うことです。
もちろん一点賭けをすることもでき、成功すれば最も高い配当が手に入ります。
また、後述の「アウトサイドベット」に比べ当選確率が低く、その分当選時に高配当を獲得しやすいのが特徴です。
そして、一点賭けだけでなく、2つの数字の真ん中に置いたり一列の数字に対してベットしたりと実は様々なベット方法が存在します。
ここでは代表的な6つのベット方法について解説します。
A:ストレートアップ:36倍
「ストレートアップ」とは、1つのナンバーのみにベットする方法です。
例えば「31」にストレートアップでベットを行う場合、レイアウトの「31」の中央にチップを置きます。成功で36倍(35 to 1)の配当が手に入ります。確率は2.7%です(※ヨーロピアンルーレットの場合、以下同様)。
B:スプリットベット:18倍
「スプリットベット」とは、隣り合う2つのナンバーにベットする方法です。
例えば縦に並んだ「33」と「36」にスプリットベットを行う場合、レイアウトの「33」と「36」の間にチップを置きます。
「22」と「23」のような横並びの場合も有効です。数字の間にチップを置きます。
成功で18倍(17 to 1)の配当が手に入ります。確率は5.4%です。
レイアウト上で隣接する数字には賭けられますが、「15」と「16」のようにレイアウト上で離れている場合は賭けることが出来ません。
同様に「4」と「35」のようにレイアウト上で離れている場合は賭けることが出来ません。
どうしても離れた数字に賭けたい場合は、それぞれの数字に「ストレートアップ」してください。
C:ストリートベット:12倍
「ストリートベット」とは、縦一列のナンバー3箇所にベットする方法です。
例えば「25,26,27」にストリートベットを行う場合、レイアウトの「25」か「27」のマスから半分はみ出した状態でチップを置きます。
図では「27」の右側に置いていますが、「25」の左側に置いても有効です。
成功で12倍(11 to 1)の配当が手に入ります。確率は8.1%です。
D:コーナーベット:9倍
「コーナーベット」とは、全て隣り合っている4つのナンバーにベットする方法です。
例えば「17,18,20,21」にコーナーベットを行う場合、4つの角が接している真ん中の点にチップを置きます。
または、4つのエリアが形作る正方形の真ん中、と考えても良いでしょう。
成功で9倍(8 to 1)の配当が手に入ります。確率は10.8%です。
E:ラインベット:6倍
「ラインベット」とは、隣り合っている縦2列のナンバー6箇所にベットする方法です。
例えば「7〜12」にラインベットを行う場合、2列の真ん中の点にチップを置きます。
図では「7~9」と「10~12」の右側に半分はみ出した状態でチップを置いていますが、左側(7と10)に半分はみ出した状態で置いても有効です。
成功で6倍(5 to 1)の配当が手に入ります。確率は16.2%です。
F:4ベット:9倍
「4ベット(フォーベット)」とは、「0,1,2,3」の4つの数字にベットする方法で、ヨーロピアンルーレットのみ使用できます。
レイアウトの「0」の列と「1」の列の左端・真ん中にチップを置くことで4ベットが成立します。
成功で9倍(8 to 1)の配当が手に入ります。確率は10.8%です。
アウトサイドベット
「アウトサイドベット」とは、ルーレットの数字そのものではなく、そのルーレットの出目の「属性」に対してベットする方法を指します。
簡単に言うと、ルーレットナンバーがグループごとに分けられていて、そのグループが出ると当たりとなるベット方法のことです。
インサイドベットに比べると配当は少ないですが、その分当選確率が高いのでリスクが少ないというメリットがあります。
また、マーチンゲール法・パーレー法・モンテカルロ法など、攻略法を使いやすいことから上級者にも好まれるベットです。
ただし、ゼロにも賭けられるインサイドベットとは異なり、ゼロが出てしまうと必ず負けとなります(ヨーロピアンスタイル・アメリカンスタイルの場合)。
G:コラムベット:3倍
「コラムベット」とは、レイアウトの縦に並ぶ列にベットすることを指します。
例えば1stコラムの場合、1,4,7,10,13,16,19,22,25,28,31,34と1から2つ飛ばしで数字が並んでおり、その数字のどれかにヒットすれば当たりとなります。
成功で3倍(2 to 1)の配当が手に入ります。確率は32.4%です。
H:ダースベット:3倍
「ダースベット」とは、「ダース」つまり12個の数字が1〜12、13〜24、25〜36に区分けされており、そのグループにベットすることを指します。
例えば1stダズン(左のH部分)にベットした場合、1〜12のいずれかにヒットすれば当たりとなります。
成功で3倍(2 to 1)の配当が手に入ります。確率は32.4%です。
I:赤か黒:2倍
「赤」「黒」は、ルーレットのナンバーが赤か黒に色分けされており(ゼロは緑のためどちらも負け)、赤と黒のどちらかにベットすることを指します。
当たりかハズレか一目で分かるため初心者の方はまずは赤・黒のベットを行うのがおすすめです。
成功で2倍(1 to 1)の配当が手に入ります。確率は両方とも48.7%です。
J:奇数か偶数:2倍
「奇数」「偶数」(Odd/Evenとも)は、ルーレットのナンバーが奇数か偶数のどちらに入るかについてベットすることを指します。
両方とも同じ数だけナンバーがあるので、どちらにベットしても確率は同じです。
成功で2倍(1 to 1)の配当が手に入ります。確率は両方とも48.7%です。
K:ハイかロー:2倍
「ハイ」「ロー」(High/Low)は、ルーレットのナンバーがローナンバー(1〜18)かハイナンバー(19〜36)のどちらに入るかについてベットすることを指します。
成功で2倍(1 to 1)の配当が手に入ります。確率は両方とも48.7%です。