パチンコとスロットは何が違う?選び方を初心者向けにわかりやすく解説

パチンコ屋に行くと、「パチンコ」と「スロット(パチスロ)」にそれぞれ分かれていますよね。初めてパチンコホールを訪れた方は、どうやって遊べば良いのかもあまりピンと来ないかもしれません。
そこで、このページではパチンコホールで遊べる「パチンコ」と「スロット(パチスロ)」の違いについて解説します。パチンコとスロットの遊び方の違いやどちらが勝ちやすいのか、初心者におすすめなゲームなどについて分かりやすく解説しています。
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パチンコとスロット(パチスロ)の基本情報
まず、パチンコ屋で遊べる「パチンコ」と「スロット(パチスロ)」の基本的な情報について解説します。
パチンコの特徴

パチンコは、玉を使って遊ぶ機械です。
まずはパチンコ台の左にあるサンドにお金を入れて、玉を借ります。「玉貸」ボタンを押すと、台の上皿と呼ばれる場所に玉が払い出されるので、これで準備は完了!
パチンコ台の右下にあるハンドルを握って右にひねると、玉が自動的に打ち出されます。その玉が、台の真ん中あたりにあるスタートチャッカーに入れば1回抽選が受けられます。これを続けていき、液晶画面で同じ絵柄が3つ揃ったら大当り!
当たった後はアタッカーに玉を入れると、どんどん玉が払い出される、という仕組みになっています。
スロット(パチスロ)の特徴

スロット(パチスロ)は、メダルを使って遊ぶ機械です。
まずはパチスロ台の右にあるサンドにお金を入れて、メダルを借ります。「貸出」ボタンを押すと、台の下皿と呼ばれる場所にメダルが払い出されるので、そのメダルを投入口に入れれば準備完了(スマスロと呼ばれる、自動でメダルがチャージされるゲームもあります)!
「マックスベット」ボタンを押してレバーを押し下げる(レバーオンと言います)と、正面に3つ並んだリールが回転するので、ストップボタンを押して図柄を止めましょう。同じ図柄が一直線に揃えばメダルが払い出されます。
レバーオンごとに1回抽選が行われ、液晶で告知されるか7が揃ったら大当り!決められたゲーム数の間メダルを増やすことができます。
パチンコとスロットは何が違う?比較一覧
比較項目 | パチンコ | スロット |
---|---|---|
構造・仕組み | 玉がチャッカーに入ると抽選 | コインをベットして抽選 |
操作方法 | ハンドルをひねる | ストップボタンを押す |
技術介入 | 低い | 高い |
設定の有無 | ほとんど無し | あり |
続いて、パチンコとスロットがどのように違うのかについて解説します。パチンコ台もパチスロ台もホールの中にあるのは同じですが、ゲームのルールや操作方法などは全く異なるので注意が必要です。
以下の項目では、それぞれの違いについて、パチンコとスロットを比較しながら詳しく解説します。
構造的・仕組みの違い(釘やリールの回転など)
まず、パチンコとスロットは外見から全く異なります。
パチンコ台は液晶以外の部分は釘がびっしりあり、玉がその釘の間をくぐり抜けながらスタートチャッカーを目指します。
スロット台は液晶部分とリールの部分が分かれており、抽選が始まるとリールが回転するので、自分で止める必要があります。
操作方法の違い
また、操作方法も大きく異なります。
まずパチンコ台の場合、台の右下にあるハンドルをひねって玉を打ち出します。ハンドルを強くひねると玉の勢いも上がり、より右側に玉が行きやすくなります。
次にスロット台の場合は、マックスベットボタンを押した後レバーを押し下げてリールを回転させます。その後、リールの下にあるストップボタンを押すことでリールが止まります。
技術介入ができるかの違い
技術介入については、一応パチンコ台もできるのですが、スロットの方がより大事な技術になります。
パチンコの技術介入は、例えばこれ以上スタートチャッカーに入っても抽選されない状態になったら玉を打ち出さない(止め打ち)、大当りでもらえる玉数を増やすためにハンドルを操作する(捻り打ち)くらいで、できなかったとしてもそこまで損はしません。
ですが、スロットの場合は自分でリールのストップボタンを押す必要があるので、技術介入はとても大事です(全く無いものもあります)。一番大事なテクニックは「目押し」で、止めたい図柄を狙ってボタンをタイミング良く押さないといけません。
中でも「ビタ押し」というテクニックは0.1秒のズレも許されないシビアな技術ですが、成功した場合はメダルやゲーム数をより多く獲得することができます。
設定(当たりやすさのレベル)があるかの違い
パチンコとスロットの一番の違いは、「設定」と言うものにあります。設定というのは当たりやすさのレベルのことで、設定が高いほどそのゲームで大当りを引きやすい、低いほどそのゲームで大当りを引きにくくなります。この設定は、お店が事前に決めることができます。
パチンコには、ほとんどのゲームにおいて設定が用意されていません。そのため当たりやすさは常に一緒です。例えば「1/100」で大当りが引ける台であれば、その確率は常に1/100で固定されており、いつ遊んでも変わることはありません。
スロットの場合、お店が設定を変えることができます。例えば設定1の場合1/300で当たるけど、設定6の場合1/200で当たる、のように設定によって当たりやすさなどが変わるので、より高設定な台を打つことが勝つための大事な要素と言えるでしょう。
ただし、高設定かどうかは打ってみないと分かりません。また、常に高設定にしていてはお店も経営できないので、基本的には低設定の台が多いです。ただ、お客さんがたくさん集まる日や雑誌が取材に来る日など、特定のイベントがある日は高設定をたくさん置いてお客さんに還元することがあります。
パチンコとスロットのメリットとデメリット

続いて、パチンコとスロット(パチスロ)を遊ぶ際のメリットとデメリットについて、それぞれ優れている点、劣っている点を中心に説明します。特に、初心者の方がパチンコ・パチスロを打つ上で気になるポイントについて解説しています。
パチンコのメリット・デメリット
■メリット
- 簡単に遊べる…パチンコはハンドルをひねって球を飛ばすだけで遊べるので、初心者の方でも簡単に楽しめます。
- 当たりかハズレしかなく分かりやすい…状態が変化するスロットとは異なり、パチンコは当たるか外れるかしか抽選していないので、迷う心配がありません。
■デメリット
- ずっと当たらない可能性もある…パチンコには「天井」がほとんどの台にありません。そのためずっと当たらずにお金が無くなることもあります。
- 設定が入らない…また、パチンコには「設定」もほぼありません。安定して勝つことがとても難しいと言われています。
スロットのメリット・デメリット
■メリット
- 仲間と一緒に遊びやすい…今スロットを始めよう!と言う方は、友人や先輩・同期との付き合いであることが多いと思います。若者に圧倒的に人気なのはスロットの方なので、隣に座っていれば大体教えてくれます。
- 勝ちやすい…パチスロには設定があるため、イベント日など強い日には高設定に座れるかもしれません。高設定だと各種抽選が優遇されるので、勝てる確率がグッと上がります。また、天井も用意されているので大きく負ける可能性は少ないです。
■デメリット
- 初心者には難しい…そもそも、特定の図柄を狙ってリールを止める「目押し」と言う技術は、初心者の方にとってはかなりのハードルです。特に1コマの狂いもなく目的の図柄を止める「ビタ押し」は至難の業! 仲間内で行く時は友達に依頼しましょう。
- 軍資金が大きくなる…最近はスマスロという爆裂機種が増えてきており、それに伴い1回当てるのに何万円とお金を使う必要がある台がメイン機種になりつつあります。そのため初心者の方がビビらずにプレイするのはとても難しいです。
初心者におすすめなのはどっち?選ぶ時のポイント
では、初心者におすすめの台は、パチンコとスロットのうちどちらなのでしょうか?
結論から言うと、「パチンコ」の方が初心者におすすめと言えます。それは何故か、数点ほどに分けて解説します。
■技術介入度が低く、初心者でも損しにくい
スロットの場合は目押し技術がかならず必要です。最もベーシックな台と言われている「ジャグラー」でも、7を一直線上に揃えないとボーナスが始まりません。そのため7の目押しができなければ、無駄にメダルを浪費してしまいます。
ですがパチンコの場合、ハンドルをひねるだけでゲームが進み、当たりも自動的にスタートするので技術はほとんど必要ありません。そのため初心者でも安心してプレイできます。
■予算が少なめでも楽しめる
初めてパチンコ屋に行って何万円も負けてしまったら、もう絶対に行かない!となってしまいますよね。そもそも5,000円でも無くなったらヤバいと感じる初心者の方はたくさんいます。
そんな方におすすめなのは「1円パチンコ(1パチ)」!一般的なパチンコのレートは1玉=4円なのですが、1パチの場合1玉=1円で遊べるので、1,000円あれば1,000玉分プレイできます。
特に甘デジ(比較的当たりやすいパチンコ)の海物語を打てば、よほど運が悪く無い限りは3,000円以内で大当りを引くことができます。まずはパチンコの大当りってこう言うことか…と知っておくと今後のパチンコをより楽しめます。
■技術介入不要なパチスロはかなり予算が高い
パチスロの中でもAタイプと呼ばれるゲームであれば、120〜150ゲームに1回くらい当たってくれるので打つこともできるのですが、Aタイプは技術介入がとても大事なので初心者にはおすすめできません。
そういった技術介入のないパチスロも中にはあるのですが、1回当てるのに数百ゲームはかかるという台の方が圧倒的に多いので、非常に高い軍資金が必要です。
また、パチスロは基本的に「20スロ」と呼ばれるレートでプレイされます。メダルが1枚=20円で計算され、しかも1ゲーム回すのに3枚かかるので、1ゲームが60円とかなり高いです。そのためスロットは初心者向けとは言えません。
探せば2スロ・5スロといった低貸しの台があるお店もあるのですが、少数派です。やはり1パチのあるパチンコから遊んだ方が、安心してプレイに集中できます。
パチンコとスロットの違いまとめ
いずれもパチンコホールに置かれているパチンコとスロット(パチスロ)は、似ているようで全く違うゲームです。パチンコは球をハンドルをひねって発射するゲームで、スロットはメダルをベットして抽選を受けるゲームとなっています。
初心者の方におすすめなのはパチンコ、それも1パチなどの低貸しです。1パチの甘デジを打っておけば、1万円以上負けると言うのはかなり稀です。ですが、パチスロに慣れている仲間と一緒に打つならパチスロもオススメ。難しい部分はお仲間に任せて、楽しい部分をプレイしましょう!