パチンコバイトって本当にきつい?仕事内容・評判・メリットデメリットを徹底解説!【体験談あり】

「パチンコ屋のバイトって、どんなことするの?」「パチンコのホールスタッフは時給良いけど、キツい仕事多いって本当?」そんな疑問をお持ちの方に、このページではパチンコバイトがどんな仕事をやっているのか、その内容について詳しく紹介します。
また、パチンコ屋で働く際のメリット・デメリットや、実際にパチンコホールで働いている方の体験談についても紹介します。
9分で読める記事です
パチンコバイトの業務内容を紹介

一口にパチンコバイトといっても、その業務内容は多岐にわたります。
一般的にアルバイトが担当する仕事は次の5つです。
・ホールスタッフ・カウンタースタッフ・カフェ・コーヒーワゴン・清掃そのほかにも多くの業務があり、またシフトも分かれているので、自分が就きたい業務を探すのがおすすめです。それぞれの業務内容について紹介します。
ホールスタッフ
ホールスタッフは、パチンコバイトの中で最も動き回る業務を行います。
開店準備や閉店作業のほか、営業中はパチンコ台を清掃したり、お客様の玉運びやドル箱(玉やメダルが詰められる箱)を上げ下げします。また、台がエラーを起こした場合は、メダルを補充したり詰まりを直すといった簡単な作業も行います。
ちなみに、最近では「スマパチ」「スマスロ」といった玉・メダルを使わない台や、各台計数機などによりドル箱を使わない店舗が増えてきており、力仕事が減ったことで初心者の方でも問題なく働くことができるようになりました。
カウンタースタッフ
パチンコやパチスロで獲得した玉・メダルを景品に交換する場所をカウンターと言いますが、このカウンターを担当するのがカウンタースタッフです。
お客様と対話しながらレジ打ち作業や景品交換を行います。また景品の補充や陳列・在庫管理、電話対応、新規のお客様には会員カードの発行といった業務を担当します。
重い物を持つといった肉体的な負担が少なく、女性に人気が高い業務となっています。
カフェ・コーヒーワゴンスタッフ
コーヒーワゴンのスタッフは、パチンコホールの中でも花形と言われる仕事です。
ただし、最近ではカウンタースタッフ・ホールスタッフが兼任することもあります。カフェ・コーヒーワゴンスタッフは、ホールでドリンクや軽食を販売します。
ホール内に専用のスペースがあり、そこでお客様が直接頼むこともあれば、ホールスタッフがお客様の注文を聞き、プレイ中の座席に持っていくこともあります。ただドリンクを提供するだけでなく、お客様とのコミュニケーションによって常連客を増やすという目的もあります。
清掃・クリーンスタッフ
清掃・クリーンスタッフは、ホール内の清掃・美化に務める仕事です。営業中のパチンコ台の清掃についてはホールスタッフが行いますが、開店前・閉店後の清掃、営業中のパチンコ台以外の場所(トイレ・廊下など)については清掃スタッフの役目です。
特に開店前・閉店後のクリーンは急ピッチで行う必要があるので、朝や夜の隙間時間に働くのにピッタリです。なお、このスタッフについてはパチンコ店の募集よりも、専門の業者が入ることが多いです。
その他の業務(巡回・商品管理など)
そのほかにも、パチンコホールでは多くの仕事があります。
・お店を巡回して、異常やトラブルがないかチェック
・ホールのお客様一人ひとりにカフェの営業
・入店時のお客様の誘導、また開店前の抽選(待機列の形成)
・一般商品や特殊景品の管理、補充・おしぼりの管理、出玉計測時にお渡し
・駐車場に赤ちゃんが取り残されていないか巡回、見つけたらすぐに救出
それぞれの仕事はそこまで難しくありませんので、楽しく働けるという方も多いと思います。
パチンコバイトのメリット
続いて、パチンコのアルバイトに関するメリットを解説します。高校生ではできない分、パチンコバイトは優遇されているポイントが多いのでおすすめです!
時給が高い
やっぱりパチンコバイトの一番のポイントは「時給が高い」というところです。
例えば2025年現在の某有名パチンコホールの時給について紹介すると、
・早番(〜17:00):1,310円~
・遅番(17:00〜):1,410円~
・22時以降は+25%・土日祝+100円
・能力に応じてMAX時給1,928円…
と、相当に高いことがわかります。ちなみに、時給を高くするためにはこなせる仕事内容が増えることが重要なんだとか。簡単なエラーや故障なら直せる、客のクレームに適切に対応する、不正な客に厳正に対処する、といったことができるようになると、給料は上がっていくそうです。
仕事内容が覚えやすく、初心者でも安心
パチンコのバイトは、覚えることが少ないのも初心者の方にとっておすすめです。
例えばコンビニのバイトは各種決済方法や公共料金の支払いだったり、飲食店なら料理の作り方だったり、覚えることがかなり多いですよね。ですが、パチンコのバイトは台の知識などは特に要りません。
ホールなら開店・閉店作業やエラーの対処、カウンターならレジ打ちや景品交換など、覚えることはかなり少ないです。そのため初心者の方でも安心してシフトに入れます。
シフトの自由度が高い
また、ある程度シフトの自由度が高いのもパチンコバイトの特徴です。
特に今は売り手市場でバイトに入る人が少ないということもあり、土日のみ、週1日、シフト自己申告、といった働き方でも採用してくれるお店が増えています。
また、基本的には早番・遅番の2交代制なので、大学生の場合は3限〜4限くらいまで講義を受けて、その後バイトといったようにシフトに入れます。忙しい学生でも働きやすいのがパチンコバイトの特徴です。
接客スキル・社会経験が身につく
パチンコバイトは接客業です。接客バイトをすることは、今後の人生に大いに役立ちます。挨拶の仕方や歩き方といった所作に加え、仕事内容が多岐に渡ることから、どのように仕事を進めるのが効率的なのかということも学べます。
また、欲望に塗れたお兄さんやおじさんが多く、中には残念な言動をされる方がいるのも事実。ただ接客業はそういった方に適切に対処できるかも大事な素養なので、軽く流せるようになることが大事です。
パチンコ・スロットの知識が得られる
また、パチンコやスロットが好きな方にとっては、正しいパチンコ・パチスロの情報をいち早く得ることができるのもポイントの一つです。
全然ゾーンや設定推測などが判明していない新台でも、お客さんの打っているところを観察したり、データを見返すことで知識が得られる分、自分がスロットを打つときに非常に有利になります。
もちろん全くパチンコを知らない方も、パチンコやスロットの知識を増やすのにおすすめです。
正社員登用のチャンスあり
パチンコバイトにやりがいを感じ、ここで正社員として働きたい!という方もチャンスです!
パチンコホールではアルバイトでも勤務状態を評価されることで正社員に昇進できる制度があります。アルバイトから正社員になった場合学歴などは一切不要!
早ければアルバイトから3年ほどで店長になることができ、さらに出世すればエリアマネージャー、もしくは本社で働くこともできるかもしれません。パチンコホールで成り上がるなら、まずはアルバイトから!
パチンコバイトのデメリットとその対策
続いて、パチンコバイトのデメリットについて解説します。
パチンコバイトは、人によってはかなりマイナスに感じられるデメリットも少なくありません。そのデメリットと、どのように対策すれば良いか解説します。
店内の騒音に慣れるまでが大変
まず、パチンコバイトの最初の仕事は「店内の騒音に慣れること」です。
ホールは常時数百台のパチンコ・スロットが大音量で音を流しているので、相当うるさいです。しかも店員はインカムを付けるため、耳栓なども使えません。
今はスマスロ・スマパチの普及により各台の音量を絞るお店が増えてきたことでホールの騒音は以前よりはキツくないですが、音の強さ、そして強い光には十分注意しましょう。
体力的にきつい・立ち仕事が多い
ドル箱の上げ下げなどの業務は無くなってきたのですが、やっぱりずっと立ちっぱで仕事をするので、体力的にはかなりキツいです。
パチンコホールでアルバイトをする方は基本的に若い人ばかりなので体力はあると思うのですが、パチンコバイトは基本的に2交代制。実働ベースで7時間くらいは立ちっぱなしの接客業になるので、初心者の方にはキツいです。
タバコの煙・匂いがつらい
2020年より健康増進法改正に伴い、原則として全てのお店が全面禁煙になりました。
ですが、「20歳未満を立ち入り禁止にすれば、電子タバコのみOK」という但し書きがあるため、一部の店舗では電子タバコを引き続き席で吸うことができます。
そのため、電子タバコの匂いが気になる方にとっては、電子タバコでも決められた喫煙所で吸うことが求められるお店で働くことをおすすめします。また、電子タバコが席でも座れるホールでは、従業員も20歳未満は立入できないため、大学1〜2年生がバイトを探す際には注意しましょう。
お客様対応のストレス
接客バイトで一番キツいのは、お客様対応です。
これはどの接客業も一緒で、怒っているお客さんに適切に対応するというのが最も消耗する仕事です。特にパチンコ店は何万円というお金を失っている人も多いので、心ない言葉をかけてくる方も残念ですがいます。
接客業をメインとした人生設計をしている方にとってはむしろ対応方法を鍛えるチャンスとも言えますが、そうでないのであれば上の人に対応を任せましょう。
デメリットを乗り越えるための工夫や対策
それぞれのデメリットを乗り越えるためには、以下のポイントが重要です。
・店内の騒音がうるさい→最初はキツい!でも慣れれば大丈夫
・長い立ち仕事で体力的にキツい→効率的に動くことを覚えて、むやみに歩き続けない
・タバコの煙や匂いが辛い→喫煙所のみOKのお店で働く・お客様対応がストレス→聞き流す!無理なら上の人を呼んでくる
デメリットが多い分時給も高いので、対策できるところは全部対策してガンガン稼ぎましょう!
実際に働いた人の口コミ・評判

続いて、パチンコホールで、実際に働いた人の口コミをもとに、パチンコバイトの評判について解説します。主にバイトのどんなところが働きやすかったか、どんな点がキツかったかについての口コミをまとめています。
働きやすい店舗や人間関係の話
「土日だけ働きたいんですけど…」ってバイト面接で聞いたら快諾してくれて、とても働きやすくて助かりました。
仕事に慣れるまではずっと立ち仕事だし力仕事も多くてキツかったけど、同じシフトの人が同年代ですぐに良い人間関係を築けたのもずっと続けられた理由の一つですね。
リアルな体験談や感想
最低時給でこの業務をやれと言われると結構キツいけど、時給が高い分そんなに苦にせずにできた部分があると思います。
2ヶ月目くらいですが、ホールを担当してた時にお客様のドル箱にけつまずいて、盛大にひっくり返してしまったことがあります…。
その時は従業員総出で玉を拾い集めましたが、同じバイトの方も店長もお客さんもいいよいいよって顔をしてくれて本当に助かりました。体力に自信があれば、あまり厳しい仕事ではないと思いますね。
学生・女性からの視点や不安点
大学1年生でカウンタースタッフとして入り、そこからホールやコーヒーワゴンのスタッフなども行いました。
重いものは同じシフトの男性に持ってもらったり、そもそも重い物の上げ下げが最近なくなってきたので助かるのですが、男性のお客様が長いこと話しかけてこられるのが結構大変です。
仕事と割り切ってはいますが、女子大学生を捕まえて世間話するのはやめてほしいです。業務も滞るので…
まとめ
パチンコバイトは時給が高い分キツいバイトと思われることが多いかもしれません。
確かに体力的な面では大変な部分もあると思いますが、覚える内容は少ないですし、シフトの自由度にある程度融通がきくので、カジュアルに仕事ができるという点でかなり働きやすい職場と言えるでしょう。
時間効率の良いパチンコバイトで接客スキルを磨き、コミュニケーション能力を鍛えてみてはいかがでしょうか?
よくある質問(Q&A)
最後に、パチンコバイトに関するよくある質問について解説します。
未経験でも働ける?
パチンコバイトは、あらゆるバイトが未経験でも特に問題なく働けます。
研修中はきっちりとサポートが受けられますし、そこで接客の方法もキッチリと学ぶことができます。挨拶や歩き方といった所作を勉強してからスタートするので、接客に関する心配は無用です。
また、体力が物を言う仕事ではありますが、覚える内容はホールの場合エラーを直す方法だったり、カウンターの場合レジ打ちや景品交換の方法だったりと、そこまで多くはありません。そのため未経験でも全く気にせずに働けます。
耳への影響は?危なくない?
パチンコホールは騒音で耳が悪くなりそう…と思われる方も多いですが、実際に働いている方の口コミでは特に問題はないそうです。ずっとシマの中にいるわけでもないので、すぐに耳が慣れるんだとか。
また、最近はスマスロ・スマパチが普及したことで、メダルや玉が払い出される音が無くなり、各台の音量を小さくする店舗が増えてきました。そのため、以前よりも耳への影響は少なくなっていると言えるでしょう。
就職活動での印象は?
面接官がアルバイトの職歴に「パチンコ屋でバイトしてました」と書かれていたところで、この人は不真面目だな、なんて思うことはありません。むしろ、ある程度体力があって仕事を任せられそう、と思う面接官も多いのではないでしょうか?
ただ、職歴を見て「パチンコがご趣味なのですか?」みたいなことは聞かれるかもしれません。気になるという場合は書かなくて良いですが、マイナスになることはないと考えられます。