ココモ法の早見表や使い方を解説!

ココモ法はルーレットの「ダース賭け」、「カラム賭け」のように配当が3倍のゲームに適しています。連敗してもベット額の増え方が緩やかで、1度勝てば連敗分の負けを取り戻し、必ず利益がでます。また、競馬や競輪、競艇なども、3倍以上のオッズを対象に実践可能です。
ココモ法とは?どんなゲームで使える?

「ココモ法」とは、オンラインカジノのルーレットなどのゲームで利用できる攻略法の一つです。
当たると3倍の配当が獲得できるエリアにベットを行い、負けた時にベット額を増やしていくことによって賭け金の回収を目指します。
マーチンゲール法と似たような手法ですが、マーチンゲールよりもベット額の上がり方がゆるやかなので、少ない資金でも利用できます。
このページでは、ココモ法の使い方とメリット・デメリットなど、抑えておきたい情報について解説します。
3倍配当のゲーム、ルーレットのダズン・カラムベットで使える

ココモ法は「当たると3倍」の配当が獲得できるゲームで使用します。
そのため、マーチンゲールやパーレーのように、バカラのプレイヤー、ルーレットの赤黒といった当たると2倍の配当を獲得するゲームでは利用できません。
「当たると3倍」の配当が獲得できるゲームで一番有名なのは、ルーレットの「ダズン」「カラム」ベットです。
ダズンベットとは、ルーレットを1〜12、13〜24、25〜36の3つに分け、いずれかのグループにベットする方法です。
また、カラムベットとは、ルーレットの横の3列(1・4・7…といった列)のうち、一列のグループにベットする方法です。
基本的にはルーレットを利用してベットを行うため、このページでもルーレットを前提とした説明を行います。
ココモ法の賭け方
まず、ココモ法の賭け方の手順について解説します。
ココモ法は一定の規則に従って賭け金を増やしていく方法であり、マーチンゲールやパーレーのように2倍にするといったシンプルな手順ではないので、慣れないうちはメモを用意しながらプレイすることをおすすめします。
また、ココモ法を利用したシミュレーションについても記載しているので、実際のベット額の動きなどを確認することができます。
ココモ法のルール・やり方

①最初の賭け金(ユニットと呼びます)を決めます。例として、1ユニットを「1ドル」として説明します。
②1ドルをベットし、ルーレットで勝負します。勝ったらその時点でココモ法は成功です。
③負けた場合、2回目も1ドルをベットします。常にどこかのタイミングで勝利すればココモ法は成功なので、リセットして次のセットに移行します。
④3回目以降は、「前回」と「前々回」の賭け金を合わせた金額をベットします。3回目であれば、1回目(1ドル)と2回目(1ドル)を合わせた2ドル、4回目は2回目(1ドル)と3回目(2ドル)を合わせた3ドルをベットします。ベット金額は以下の表の通りです。
(別表)
⑤どこかのタイミングで勝利すればココモ法は成功ですが、連敗が重なり、次のベットが行えなくなった場合や、テーブルリミットに達した段階でココモ法は失敗となります。
ココモ法 早見表
回数 | 賭け金 | 賭け金累計 | 勝金 | 利益 |
---|---|---|---|---|
1 | 1 | 1 | 3 | 2 |
2 | 1 | 2 | 3 | 1 |
3 | 2 | 4 | 6 | 2 |
4 | 3 | 7 | 9 | 2 |
5 | 5 | 12 | 15 | 3 |
6 | 8 | 20 | 24 | 4 |
7 | 13 | 33 | 39 | 6 |
8 | 21 | 54 | 63 | 9 |
9 | 34 | 88 | 102 | 14 |
10 | 55 | 143 | 165 | 22 |
ココモ法の早見表を見ると、初めの頃の連敗では賭け金が緩やかに増えていきますが、連敗が長くなると加速するように賭け金が増えます。
連敗が長くなっても1度でも勝てば一気に負けの累計分を取り返し、大きな利益がでます。
ココモ法の実践シュミレーション
次に、ココモ法を実際に使用し、そのベット額と結果、損益について表にしたシミュレーションについて解説します。
今回は、1ユニット=1ドルで5回の勝負を行い、初回〜4回目まで負け、5回目で勝利した場合を考えます。
フラットベットではもちろんマイナスになりますが、ココモ法を利用するとどのようになるでしょうか?
ゲーム回数 | ベット額 | 勝敗 | 収支 |
---|---|---|---|
1回目 | $1 | 負け | -$1 |
2回目 | $1 | 負け | -$2 |
3回目 | $1 | 負け | -$4 |
4回目 | $1 | 負け | -$7 |
5回目 | $1 | 勝ち | +$3 |
1回目:ルーレットで「カラム」に$1をベットして負け
2回目:ルーレットで「カラム」に$1をベットして負ける
3回目:ルーレットで「カラム」に$2をベットして負ける
4回目:ルーレットで「カラム」に$3をベットして負ける
5回目:ルーレットで「カラム」に$5をベットして勝利
表を見ると、4回目までで-7ドルの損失だったところ、5回目で勝利し3ドルの利益となりました。
ココモ法は、どのようなタイミングでも1回の勝ちで必ず利益が出るようになっています。
また、マーチンゲールの場合は4回連続で負けると賭け金が16ドルまで膨れ上がる所、ココモ法では5ドルまで抑えられているので使いやすい攻略法と言えるでしょう。
もちろん、勝つ確率が1/3未満に抑えられているので、連敗の可能性はマーチンやパーレーを使用した時より高くなるため注意が必要です。
ココモ法を使うメリットとは
続いては、ココモ法を利用する際のメリットを、他の攻略法とも比較して解説します。
ココモ法は、負けた時にベット額を上げていく「守備力」に特化したシステムとなっており、同じ守備力に特化したマーチンゲールと似たようなメリットがあります。
しかし、マーチンゲールのデメリットをカバーする利点も備えており、より使いやすいベッティングシステムと言うこともできます。
ココモ法とマーチンゲール法の比較

ココモ法は、常に「前回」と「前々回」のベット額を合計した数字をベットします。
そのため、「前回」と「今回」の賭け金を比べた場合、4回目以降のベットはおよそ1.6倍ほどになります。
マーチンゲールはベット額が2倍になるため、連敗するたびに一気にベット額が増える印象がありますが、ココモ法は賭け金の増加スピードが抑えられており、より少ない利益で挑戦することができます。
例を挙げると、最初の賭け金を1ドル、残高を100ドルとした場合、マーチンゲールは6連敗で資金が無くなりますが、ココモ法は9連敗まで耐えられます。より使いやすい攻略法と言えます。
連敗数 | 1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | |
マーチンゲール | ベット額 | 1 | 2 | 4 | 8 | 16 | 32 | 64 | 128 | 256 |
ベット累計 | 1 | 3 | 7 | 15 | 31 | 63 | 127 | 255 | 511 | |
勝金/利益 | 2/1 | 4/1 | 8/1 | 16/1 | 32/1 | 64/1 | 128/1 | 256/1 | 512/1 | |
ココモ | ベット額 | 1 | 1 | 2 | 3 | 5 | 8 | 13 | 21 | 34 |
ベット累計 | 1 | 2 | 4 | 7 | 12 | 20 | 33 | 54 | 88 | |
勝金/利益 | 3/2 | 3/1 | 6/2 | 9/2 | 15/3 | 24/4 | 39/6 | 63/9 | 102/14 |
9連敗した場合のベット累計を比べると、マーチンゲールの場合$511も必要ですが、当たっても利益は$1です。
ココモは$88しか使っておらず、当たれば$14の利益が出ます。
例えば軍資金が$100しか無いような場合、マーチンゲールは負け続けた場合、6回目までしか賭けることが出来ず(累計$63)破産の危険が大きいですが、ココモならばベット額も控えめで、9回目(累計$88)まで賭けることが出来、利益もそれなりに出るので有利と言えるでしょう。
1回の勝ちで必ず利益を出せる
ココモ法は守備力に特化した攻略法です。そのため、どれだけ連敗が続こうとも、1回の勝利で必ず利益が出るようになっています。
ベット額があまり増えないのに必ず利益が出せるのは、「勝つと3倍の配当」を獲得できるエリアにベットしているからです。
3倍エリアは連勝が難しいだけに、1回の勝利で必ず利益が獲得できるのは非常に使いやすい攻略法と言えるでしょう。
また、「2倍」にしていくベットよりは手順が複雑なものの、足し算をしていくだけなのでベット額が分かりやすいのも初心者におすすめのベッティングシステムと言えます。
負ければ負けるほど勝利時に大きい利益
マーチンゲール法は、どのようなタイミングでも勝利すれば確実に利益が出るものの、勝利時の配当が必ず1ユニットであることに不満のプレイヤーさんが多いのも事実です。
その点で言えば、ココモ法は負ければ負けるほど勝利時に大きな利益を獲得できるので、「ピンチはチャンス」とも言える攻略法です。
例えば、2回目のベットで勝利した時、1セットの利益は1ドルとなりますが、10回目のベットで勝利した時の利益は22ドルです。
負けるほどに、不安と期待が入り混じりながらルーレットを見守ることができます。
連敗数 | 賭け金 | 利益 | 総収支 |
---|---|---|---|
2 | $2 | +$4 | +$2 |
3 | $3 | +$6 | +$2 |
4 | $5 | +$10 | +$3 |
5 | $8 | +$16 | +$4 |
6 | $13 | +$26 | +$6 |
7 | $21 | +$42 | +$9 |
8 | $34 | +$68 | +$10 |
9 | $55 | +$110 | +$22 |
10 | $89 | +$178 | +$35 |
ココモ法を使うデメリットとは
ここまでココモ法のメリットについて解説しましたが、ココモ法にも気をつけておきたい注意事項やデメリットが存在します。
初心者にも使いやすいベッティングシステムのココモ法ですが、全てのゲームに利用できるわけではなく、また1回ごとの負ける確率は他の攻略法より高いので、マーチンゲールをはじめとした他の攻略法と同じように利用すると痛い目を見ることも。
これらの注意事項に気を付けながらココモ法をご利用ください。
勝つ確率が低く、連敗する可能性が高い

ココモ法では、1回1回の勝負自体は勝利確率が低いです。
勝つと配当が3倍になるゲームなので、もちろん当選確率は3分の1程度となっています。例えば、同じヨーロピアンルーレットの場合、「黒」「赤」などの2倍配当が当たる確率はおよそ48.6%ですが、「カラム」「ダズン」など3倍配当が当たる確率はおよそ32.4%です。そのため、マーチンゲールと比べると連敗が伸びる可能性が高いです。
上昇の度合いがゆるやかとは言っても、10連敗を超えると平気で100ドル以上が必要になる(1ユニット=1ドルの場合)ため、やめ時などを決めておくことをおすすめします。
2倍配当のゲームで利用することができない(汎用性が低い)
ココモ法は3倍配当のゲームを前提とした攻略法なので、ほとんどのテーブルゲームで利用できません。
例えばバカラはプレイヤーの配当が2倍、バンカーが1.95倍、タイが9倍〜10倍となっており利用できません。
ブラックジャックにも配当が3倍になる賭け方はサイドベットを含めても存在しません。ごく一部のゲームで3倍配当となる賭け方ができるものもありますが、基本的にはルーレットしか使用できないことにご注意ください。
ただし、12個のポケットにベットできれば良いので、例えば1〜6と31〜36にベット、と言った賭け方は可能です。
連敗が続くとテーブルリミットの上限にひっかかる
ココモ法は連敗が続きやすいベット方法です。計算上、10連敗も1.7%(約58回に1回)ほどの確率で起きます。
そのため、いくら賭け金の上がり幅が緩やかとは言っても、連敗が続くと「テーブルリミット」と呼ばれる各テーブルのベット上限に引っかかる可能性があります。特に、1ユニットが大きい、つまり最初の賭け金が大きい場合はすぐにリミットに達する場合があるので、ベットが大きい方は必ず最初にリミットを確認した方が良いでしょう。
目安としては「10連敗」(55ユニット)がベットできるテーブルを選びましょう。1ユニット=10ドルの方は、上限500ドルのテーブルは避ける、と言った具合です。
ココモ法の連敗確率・損失額について
次に、ココモ法の連敗確率と、ずっと連敗が続いた場合の損失額について解説します。
ここでは使用するゲームの勝率を1/3(敗北率2/3)とし、20連敗までの到達率、そして損失額と一般的なルーレットテーブルにおけるテーブルリミットについて表にしています。
また、これはあくまで「0連敗から始めた時の連敗確率」であって、例えば5連敗してしまった後にもう5連敗する確率は、「10連敗の確率」ではなく「5連敗の確率」を確認すべきであることに注意が必要です。
ココモ法の連敗確率
1連敗 | 2連敗 | 3連敗 | 4連敗 | 5連敗 |
---|---|---|---|---|
66.7% | 44.4% | 29.6% | 19.7% | 13.2% |
6連敗 | 7連敗 | 8連敗 | 9連敗 | 10連敗 |
8.8% | 5.9% | 3.9% | 2.6% | 1.7% |
11連敗 | 12連敗 | 13連敗 | 14連敗 | 15連敗 |
1.2% | 0.7% | 0.51% | 0.34% | 0.23% |
16連敗 | 17連敗 | 18連敗 | 19連敗 | 20連敗 |
0.15% | 0.1% | 0.067% | 0.045% | 0.03% |
ココモ法を利用した場合の連敗確率は、5連敗で13.2%、10連敗で1.7%、20連敗で0.03%です。
逆に言えば、5回中1回でも成功する確率が86.8%、10回だと98.3%、20回まで行けば99.97%まで成功します。
数字で言えば高いように見えますが、例えば1分=1回転のライブルーレットの場合、1時間に1回くらいは10連敗になるということなので、気を付けて利用すべきと言えます。
ココモ法の損失額・テーブルリミットへの到達ライン

連敗が続いた場合の賭け金は、5回目で5ドルだったものが10回目に55ドル、そして15回目には500ドルを越えます。
しかもこれは「賭け金」なので、15回目の頃には累計損失額は1,000ドルを優に超えます。
一般的なテーブルリミットを1,000ドルと考えた場合、16回目まで(到達確率0.19%)に勝利する必要があります。
資金が無限にあっても、テーブルリミットに阻まれて負ける可能性があります。
ココモ法のあれこれ
最後に、ココモ法で知っておきたい豆知識について解説します。
最後の方で少し驚かせてしまいしたが、ココモ法はやめ時さえ決めておけばマーチンゲール法を超えるほどの有用な攻略法であることは間違いありません。ぜひココモ法を利用してルーレット(や以下のゲーム)を攻略してください!
ルーレット以外での使用ゲームは無いのか?
ほとんどのゲームでココモ法は利用できない、と言いましたが、要は配当が3倍以上のゲームなら(成功確率は倍率が高くなるにつれて低くなりますが)全て利用できるので、例えばこんな活用法があります。
・『100ビットダイス』で配当を3倍に調整する(成功確率33%)
・『モノポリーライブ』の「2」にベットする(成功確率29%)
・バカラのタイにベットする(成功確率9%につき非推奨。「プレイヤーペア」「バンカーペア」にも同額をベット、などの工夫で使用できるようになります)
競艇などのギャンブルにも使える

ココモ法は「ベッティングシステム」であり、賭け金を動かして利益を獲得する攻略法なので、他のギャンブルにも利用できます。
最も使いやすいのは「公営ギャンブル」です。例えば競艇の場合、2.7倍以上のオッズの舟券を購入し、勝つまでココモ法の要領でベット額を増やしていくことで、1レースでも勝利できればプラスになります。
オンラインカジノによっては「スポーツベット」が利用できるものもあります。
野球なら日本プロ野球、サッカーならJリーグが利用できるカジノも多く、それ以外にも様々なスポーツにベットできるので、ココモ法を使うついでにスポーツベットも楽しんでみてはいかがでしょうか?