モンテカルロ法の賭け方と利益の出し方、メリット・デメリットを徹底解説

モンテカルロ法は、オンラインカジノのゲームでの勝率を高めるために使われる戦略です。
この方法は確率論に基づいており、特に「賭けの額の増やし方」に焦点を当てています。
このページでは、モンテカルロ法の詳しい手順、シミュレーション、メリット・デメリットなどについて解説します

  • モンテカルロ法は3倍もしくは2倍配当のゲームで使える
  • メモや携帯アプリを利用してベット額を調整していく攻略法
  • ベット額の高騰を抑えつつ、大きい利益が見込める

10分で読める記事です

モンテカルロ法とはどんな攻略法?

モンテカルロ法のイメージ

「モンテカルロ法」とは、カジノのテーブルゲームで利用できる攻略法です。

ある一定の法則に従いベット額を上下させ、1セットを完結させることで利益を出すマネーシステムとなっています。

賭け方が少々複雑で、メモなども活用することから初心者の方には敬遠されがちな攻略法です。
ただし手順自体はそこまで難しくなく、慣れればすぐに利用することができます。

モンテカルロ法が使えるゲーム

モンテカルロ法が使えるカジノゲームは配当が2倍と3倍のもの全てです。以下で詳しく紹介します。

3倍配当(勝率1/3)のカジノゲームで使える

勝率1/3(33%)で3倍配当のカジノゲームを選ぶ

モンテカルロ法は、基本的には当たると3倍の配当を獲得できるゲームで使われる攻略法です。
そのため、最もメジャーなゲームとしてはルーレットの「ダズンベット」・「カラムベット」というエリアを使用します。

「ダズンベット」は1-12、13-24、25-36と12個ごとに区切られたエリアにベットする方法で、「カラムベット」はレイアウトの横一列(1,4,7…の列)の12個のグループにベットする方法です。

もちろん12個の数字にベットさえすれば良いので、1-6と31-36といった賭け方もできます。
1回あたりの勝率はおよそ1/3となります。

2倍配当(勝率1/2)のゲームでも使えるが、利益が出ない可能性もある

勝率1/2(50%)で2倍配当のカジノゲームでも使える

モンテカルロ法では当たると2倍の配当を獲得できるゲームでも利用できます。
この場合、ルーレットの赤/黒、バカラのプレイヤー、シックボーの大小、ドラゴンタイガーなど様々なテーブルゲームで使用できるため、ルーレットのダズン・カラムなんて賭けたことない…という方はこちらを利用してもOKです。

ただし、1セットが成功しても利益が出ない可能性があるというデメリットがあります。
詳細については下記「デメリット」で説明しています。

モンテカルロ法の賭け方

次に、モンテカルロ法の賭け方について説明します。
仕組みが少し複雑なので、初心者の方は生配信のライブカジノなどで利用する前に、必ず無料デモプレイで実際にモンテカルロ法を利用してみて、使い方をマスターしてからリアルマネーをベットすることをおすすめします。

また、最初のうちはベットタイムリミットの無い非ライブのルーレットなどを利用すると便利です。
さらに賭け方のレクチャーが完了した次の項目では、モンテカルロ法を実際に利用したシミュレーションについても記載しています。
どのようにベット額が動き、どれほどの損益が発生するのかについて確認できます。

モンテカルロ法の手順

モンテカルロ法は「数列」を用いてベット額を決定します。よほどの暗算のプロの方でもない限りは、必ずメモをご用意ください。

紙とペン、もしくはメモが可能なアプリなどを利用して、メモを取りながら利用しましょう。
また、少し複雑なルールのため、ミスが起きないように慣れるまでゆっくり手順を行ってください。

❶1ユニットの金額を決める

まず、ベット額となる「1ユニット」を決定します。

ただし、モンテカルロ法は最初の賭け金が「4ユニット」なので、他の攻略法と同じように1ユニットの金額を高めに決めると高額ベットになりやすいためご注意ください。
解説では「1ユニット=1ドル」として説明します。

❷最初の数列「1・2・3」を記載する

1ユニットの金額を決め、数列を記載する

「1・2・3」と数列を書きます。メモの右側は数字が増えていくので空けておいてください。

この数列は一番左側を1ユニットとすれば良く、1ユニット=10ドルの場合は「10・20・30」と書けばOKです。

❸両端の数字を足した数からスタート

両端の数字を足した数からスタート

次にベットを行いますが、ベット額は常に「数列の左端と右端の合計」となります。そのため1回目のベットは1ドル+3ドル=4ドルでスタートします。

ここで、1回目で勝利した場合は3倍配当・2倍配当問わずモンテカルロ法は成功となります。

賭け金をリセットし、最初の数列「1 2 3」から次のセットを開始します。

❹負けた場合ベット額を右に追加して、再度両端の数字を足してベット

負けた場合ベットした数を数列の右に追加、再度両端の数字を足してスタート

負けてしまった場合、そのベット額の数字を数列の右端に記載します。

例.「1 2 3」の数列で4ドルベットを行い負けた場合→「1 2 3 4」

その後、もう一度ベットを行います。ここでもベット額は数列の左端と右端の合計なので、上記の例では1+4=5ドルとなります。これを続け、負けた場合は常にその時のベット額を数列の右端に追加します。

❺勝った場合、数列の両端の数字を消す

勝った場合、3倍配当のゲームと2倍配当のゲームで行う手順が異なります。

3倍配当で勝った場合
3倍配当の場合、数列の両端の数字を2つ消す

数列の数字から、「両端2つの数字を消す」手順を行います。

例…「1 2 3 4 5 6」の数列で勝利した場合→「12 3 4 5 6

なお、数列が3個以下の場合は全ての数字を消します。

2倍配当で勝った場合
2倍配当の場合、数列の両端の数字を1つ消す

数列の数字から、「両端1つの数字を消す」手順を行います。

例…「1 2 3 4 5 6」の数列で勝利した場合→「1 2 3 4 5 6

これを続け、勝利時は常に数列から数字を消していきます。

❻消す数字が無くなるか残り一つになると利益確定

消す数字が無くなるか残り一つになると利益確定

1ラウンドごとに、勝つと数列の数字を消し、負けると数列の数字に付け加えていきます。

これを続け、数字が全て無くなる、もしくは1個だけになった場合モンテカルロ法は成功となります。

3倍配当の場合は成功した際資金が必ずプラスとなります。2倍配当の場合、数字が全て無くなっていると利益が確定しますが、1個残っている際は利益が出ない場合があります。

モンテカルロ法が成功した場合は、数列を全てリセットし、最初の「1 2 3」からスタートします。

モンテカルロ法の数列の記述方法を実践をもとに解説

ここまでモンテカルロ法のルールを解説してきましたが、実際の使用例があまりピンと来ない方も多いのでは無いでしょうか?そこで、モンテカルロ法を実際に使用したシミュレーションの解説を行います。

今回は、ルーレットの1-12(ダズンベット)に1ユニット=1ドルとしてベットし、最初の4ゲームで4連敗、直後に2連勝した状態を考えます。

以下の表では賭け金や損益と共に数列の履歴についても記載しているので、モンテカルロ法を理解した! という方は表をご覧になる前にぜひご自身で数列を作り、正しい数列になったかを確かめてみてください。

数列 賭け金 勝敗 損益
1・2・3 $4 負け -$4
1・2・3・4 $5 負け -$9
1・2・3・4・5 $6 負け -$15
1・2・3・4・5・6 $7 負け -$22
1・2・3・4・5・6・7 $8 負け -$30
1・2・3・4・5・6・7・8 $9 勝ち -$12
12・3・4・5・6・78 $9 勝ち +$6
3456

「1 2 3」から始まった数列は5連敗を経て8まで数列が伸びてしまいましたが、次の勝利で一気に1・2・7・ 8が消えたことで3・4・5・6のみが残る結果に。

続いても勝利を収め、無事全ての数列が消えて6ドルの利益を稼ぐことができました。

このシミュレーションの解説としては、モンテカルロ法は連敗時にそこまでベット額が上がらないこと、また1ユニット=1ドルと他の攻略法と変わらないのに大きな利益が出ていることがメリットと言えます。

ただし、これくらいの数列なら覚えられる方も多いと思いますが、長期戦になりどの数字が増えて消えているのかが分からなくなるとベットにもミスが出てしまうので、やはりメモは必須と言えます。

モンテカルロ法・5回成功までの記録

ここまでの解説で、数列が消えてしまうか、1つだけ残れば成功(クリア)ということをご理解いただけたと思います。
では本格的に実践するにはどうするのかを解説します。

  1. まずはクリアする回数を決定し達成するまで続けます。今回は5回クリアを目標とし達成を目指します。
  2. 軍資金の上限を$100とし、無くなったり不足する場合はゲームオーバーとします。

※掛け金が膨れ上がりクリアが難しくなった場合、一旦、損切りを行い負け額を確定させ、最初からやり直します。その際、もう一度軍資金の上限を決めておきます。

「Red Tiger’s Roulette」のダース賭け(3倍)で実践しました。下の表が実践の記録です。

※下の表はスライドして見ることが出来ます

回数 数列 ベット額 勝敗 勝金(利益) 残金
1 1・2・3 4 -4 96
2 1・2・3・4 5 -5 91
3 12・3・45(クリア) 6 18(+12) 103
4 1・2・3 4 -4 99
5 1・2・3・4 5 -5 94
6 1・2・3・4・5 6 -6 88
7 1・2・3・4・5・6 7 -7 81
8 12・3・4・5・67 8 24(+16) 97
9 345(クリア) 8 24(+16) 113
10 123(クリア) 4 12(+8) 121
11 123(クリア) 4 12(+8) 129
12 1・2・3 4 -4 125
13 1・2・3・4 5 -5 120
14 1・2・3・4・5 6 -6 114
15 12・3・4・56 7 21(+14) 128
16 3・4 7 -7 121
17 3・4・7 10 -10 111
18 34710(クリア) 13 39(+26) 137

18回のプレイで、無事に5回クリアを達成しました。プレイした時間は20分程度です。

軍資金は$100から$137へ増えました。

モンテカルロ法の3倍配当・2倍配当の違いを検証

次に実際にルーレットの2倍配当・3倍配当それぞれでモンテカルロ法のシミュレーションを行い、その結果や使用した感想について解説します。

今回のモンテカルロ法検証のためのルール

モンテカルロ法実践のためのルール

それではモンテカルロ法検証のルールを説明します。

・ベラジョンカジノで「フレンチルーレット」のフリープレイを使用します。 ・20ゲームの検証を2回行います。どのような結果でも20ゲーム経過した時点で終了します。
・1回目の検証では「3倍配当」、2回目では「2倍配当」のシミュレーションを行います。
・1ユニット(最初の賭け金)は1ドルとし、1回目の検証は「1-12(ダズンベット)」2回目は「赤」に賭け続けます。モンテカルロ法のルールに従ってベット額を上下させます。
スタート金額は500ドルです。

遊ぶゲーム フレンチルーレット
ゲーム数 20回
スタート金額 $500

モンテカルロ法:3倍配当の検証

3倍配当のシミュレーションでは、最初こそ良かったものの、連敗をなんとか切っていく流れとなりました。

しかし、モンテカルロ法は「3回目までの勝利は1回で必ずプラス」「5回に1回以上勝てれば必ずプラス(勝利時に数字を4つ消せるため)」のため、勝敗数は平均並でしたがプラスはかなり大きかった印象です。
さらに15ゲーム目から5連敗。20ゲーム目でやっと勝利しましたが、数字が残っている状態で強制終了。7勝13敗、+21ドルの結果となりました。

回数 勝負前数列 賭け金 勝敗 勝負後数列 損益
1 1 2 3 $4 勝ち 2 $8
2 1 2 3 $4 勝ち 2 $16
3 1 2 3 $4 負け 1 2 3 4 $12
4 1 2 3 4 $5 勝ち $22
5 1 2 3 $4 負け 1 2 3 4 $18
6 1 2 3 4 $5 負け 1 2 3 4 5 $13
7 1 2 3 4 5 $6 勝ち 3 $25
8 1 2 3 $4 負け 1 2 3 4 $21
9 1 2 3 4 $5 負け 1 2 3 4 5 $16
10 1 2 3 4 5 $6 負け 1 2 3 4 5 6 $10
11 1 2 3 4 5 6 $7 勝ち 3 4 $24
12 3 4 $7 負け 3 4 7 $17
13 3 4 7 $10 負け 3 4 7 10 $7
14 3 4 7 10 $13 勝ち $33
15 1 2 3 $4 負け 1 2 3 4 $29
16 1 2 3 4 $5 負け 1 2 3 4 5 $24
17 1 2 3 4 5 $6 負け 1 2 3 4 5 6 $18
18 1 2 3 4 5 6 $7 負け 1 2 3 4 5 6 7 $11
19 1 2 3 4 5 6 7 $8 負け 1 2 3 4 5 6 7 8 $3
20 1 2 3 4 5 6 7 8 $9 勝ち 3 4 5 6 $21

実際のプレイの様子

  1. 7ゲーム目、2連敗を断ち切った場面

    7ゲーム目、2連敗を断ち切った場面

    7ゲーム目、2連敗を断ち切った場面です。モンテカルロ法は「3回目以内の勝利で必ずプラス」になるため、最初の成功率がかなり高い攻略法です。
    裏を返すと3連敗した後は必ず約1/3を2回以上成功させる必要があるので、できれば3回以内に終わらせておきたい所と言えます。

  2. 2勝5敗でも+8ドルの利益

    2勝5敗でも+8ドルの利益

    8ゲーム目〜14ゲーム目は2勝5敗と言う結果になりましたが、+8ドルの利益に。

    勝利で数字を4個消し、敗北で数字が1個増えるモンテカルロ法は、勝率が20%以上あればやがて数列が解消されます。
    かなり勝率の高い攻略法です。

  3. 5ゲーム目からの5連敗

    5ゲーム目からの5連敗

    15ゲーム目から5連敗となり、20ゲーム目は勝利するものの強制終了。
    2個以上数列を残したまま終了するとそのセットはマイナスとなります。

モンテカルロ法:2倍配当の検証

3倍に比べて連敗が続きにくい2倍配当のシミュレーションですが、なんと3ゲーム目から6連敗。
その後数列の増えて減ってを繰り返し、最後は12〜15ゲーム目の4連勝でなんとか数列を消すことができましたが、このセットでの利益は0ドル。
数字が1個残っている場合、2倍配当のモンテカルロ法では成功しても利益が出ないことがあります。

しかし、序盤や終盤の連勝が響き、最終結果は10勝10敗の+14ドル
。フラットベットだと利益がなかっただけに、大きな連敗も許容できる強力な攻略法と言えます。

回数 勝負前数列 賭け金 勝敗 勝負後数列 損益
1 1 2 3 $4 勝ち 2 $4
2 1 2 3 $4 勝ち 2 $8
3 1 2 3 $4 負け 1 2 3 4 $4
4 1 2 3 4 $5 負け 1 2 3 4 5 -$1
5 1 2 3 4 5 $6 負け 1 2 3 4 5 6 -$7
6 1 2 3 4 5 6 $7 負け 1 2 3 4 5 6 7 -$14
7 1 2 3 4 5 6 7 $8 負け 1 2 3 4 5 6 7 8 -$22
8 1 2 3 4 5 6 7 8 $9 負け 1 2 3 4 5 6 7 8 9 -$31
9 1 2 3 4 5 6 7 8 9 $10 勝ち 2 3 4 5 6 7 8 -$21
10 2 3 4 5 6 7 8 $10 負け 2 3 4 5 6 7 8 10 -$31
11 2 3 4 5 6 7 8 10 $12 負け 2 3 4 5 6 7 8 10 12 -$43
12 2 3 4 5 6 7 8 10 12 $14 勝ち 3 4 5 6 7 8 10 -$29
13 3 4 5 6 7 8 10 $13 勝ち 4 5 6 7 8 -$16
14 4 5 6 7 8 $12 勝ち 5 6 7 -$4
15 5 6 7 $12 勝ち 6 $8
16 1 2 3 $4 勝ち 2 $12
17 1 2 3 $4 負け 1 2 3 4 $8
18 1 2 3 4 $5 勝ち 2 3 $13
19 2 3 $5 勝ち $18
20 1 2 3 $4 負け 1 2 3 4 $14

実際のプレイの様子

  1. 8ゲーム目で6連敗

    8ゲーム目で6連敗

    8ゲーム目で6連敗を喫した場面。3倍配当より可能性は低いとはいえ、ルーレットで赤が6連続出現しない確率はおよそ55回に1回です。

    しかし、マーチンゲールなら6連敗後のベット額は256ドル(1回目=4ドルの場合)のため、リスクが低い攻略法とも言えるでしょう。

  2. 4連勝も利益は0ドル

    4連勝も利益は0ドル

    その後、4連勝もありなんとかモンテカルロ法は成功しましたが、利益は0ドル。
    2倍配当の場合、成功しても数列が残っていると利益が出ない可能性があることにご注意ください。

  3. 2倍配当は3回に1回以上勝っていれば利益確保

    2倍配当は3回に1回以上勝っていれば利益確保

    最後は負けてしまいましたが、+14ドルでフィニッシュ。 2倍配当は3回に1回以上勝っていれば利益が出る仕組みになっているので、連敗を長引かせないことが勝利の鍵です。

モンテカルロ法の検証結果

モンテカルロ法では、3倍配当・2倍配当ともに平均的な勝敗数ではありましたが、今回は中々の利益を出すことができました。

連敗が続いても賭け金の増加スピードが落ち着いており、また「全体で5回中1回でも勝てれば利益が出る(3倍配当の場合)」ように作られているため、突発的に連敗が続くことはあっても全体の勝率はそこまで下がらないだろう、という安心感を持ってプレイできる点が心理的に大きなメリットがあるように感じました。

ただ、連敗が続くとなかなか1セットが終わらない、1回目に勝利した時と数十回かかって勝利した時の利益が同じという点はデメリットと言えます。

ゲームの配当 勝敗 収支
3倍配当 7勝13敗 +$21
2倍配当 10勝10敗 +$14

モンテカルロ法のメリット

モンテカルロ法は扱うのが少し難しいものの、マスターすると「オンラインカジノを攻略している」という印象が強く、自信を持ってテーブルゲームをプレイできるようになります。

その他にも、モンテカルロ法はメリット・デメリット共にバランスが取れており、愛好家が多いベッティングシステムです。
次の項目では、モンテカルロ法を使用する際のメリットについて、他の攻略法との違いも含めて解説します。

ベット額の高騰を抑えてコツコツ勝負できる

ベット額の高騰を抑えてコツコツ勝負できる

負けた時にベット額を2倍にするマーチンゲール法、前回・前々回のベット額を足していくココモ法などと異なり、モンテカルロ法は連敗が続いてもベット額が大きく増えません。

極端な例として、1ユニット=1ドルでスタートしてすぐに20連敗しても204ドルのベットで済みます。ココモ法なら約1万ドル、マーチンなら200万ドル以上必要です。

ベット額がすぐに上がらないことからコツコツ利益を獲得でき、心理的なプレッシャーが低いのがモンテカルロ法のメリットと言えます。守備力に重きを置いた攻略法としては大きな利点と言えます。

連敗回数 マーチンゲール法 ココモ法 モンテカルロ法
1 $1 $1 $4
5 $16 $5 $8
10 $512 $55 $13
15 $3072 $377 $18

軍資金が少なくても利用可能

資金の多さが守備力の高さに直結するマーチン・ココモ法とは異なり、モンテカルロ法は資金が少なくとも利用することができます。

負けた時のベット額の上昇幅が抑えられており、勝ち負けを繰り返しながら全体で利益を獲得することを目指す攻略法であるモンテカルロ法は、資金がショートする可能性が低く、その分突発的な連敗に遭遇してもある程度対応できます。

守備型のマネーシステムは、どうしても負けた時にベット額を引き上げる必要があるため、資金が少なくても利用できるモンテカルロ法は非常に大きなメリットと言えるでしょう。

成功した場合の利益が大きい

守備力に重きを置いた攻略法は、どうしても勝利時の利益が少なくなりがちですが、モンテカルロ法は1ユニットを設定しても、最初の賭け金は「4ユニット」となります。

そのため、1ユニット=1ドルの場合も最初に勝利できれば2倍配当の場合4ドル・3倍配当の場合8ドルの利益を獲得できます。連勝してもあまり嬉しくない守備型攻略法でも、これだけの利益を獲得できるなら実用的と言えるのでは無いでしょうか

このように、モンテカルロ法は「勝率を引き上げる」かつ「大きな利益が狙える」攻略法であり、どのようなプレイヤーでも利用しやすいマネーシステムと言えるでしょう。

モンテカルロ法のデメリット

これまでの解説で、モンテカルロ法は勝率を上げたいプレイヤーにも利益を重視したいプレイヤーにも有用な攻略法であることを説明しました。

もちろん、全てにおいて完璧な攻略法は存在しない(全ての攻略法は期待値を左右しない)ので、モンテカルロ法にもデメリットが存在します。
次の項目では、モンテカルロ法のデメリットの説明、そしてデメリットの対策について解説を行います。

数列を記述するため、使うのが面倒で間違えやすい

数列を記述するため、少し面倒

まず、モンテカルロ法が初心者の方に敬遠される一番のデメリットが、「面倒くさそう」ということでは無いでしょうか?

確かにモンテカルロ法は数列を利用してベット額を上げ下げするベッティングシステムであり、ベット額を2倍にするだけのマーチン・パーレーなどに比べると手順が多く、ミスもしやすい攻略法です。

そのため、慣れるまでは無料プレイを利用したり、ベットの制限時間がないテーブルゲームのルーレットを利用するのがおすすめです。また、暗算ではなく、常にメモを使って数列を管理しましょう。

勝ち負けを繰り返すとベット額が増大する

数列 賭け金 勝敗
1・2・3・4・5・6・7・8・9・10 $11 勝ち
3・4・5・6・7・8 $11 負け
3・4・5・6・7・8・11 $14 勝ち
5・6・7 $12 負け
5・6・7・12 $17

勝ち負けを繰り返し、中々数列が減ってくれないと、負けた時にベット額が高騰します。これは例をご覧になる方が分かりやすいです。

例えば、3倍配当のゲームで「1 2 3 4 5 6 7 8 9 10」という数列になった後、勝利したとします。 この場合、次の数列は「3 4 5 6 7 8」で、11ドルをベットすることになります。負けると「3 4 5 6 7 8 11」になります。

次に勝利した場合は「5 6 7」になり、負けると「5 6 7 12」となります。
このように、勝利した時に数列の左端が消えていくので、勝ち負けを繰り返すとベット額が急上昇してしまうことにご注意ください。

長期戦になりやすい

モンテカルロ法は守備力に特化した攻略法ですが、同じ守備型のマーチンゲール法やココモ法が1回の勝利で必ず1セットを終了できるのに対し、モンテカルロ法は連敗が続くと数列が増えていくので、その分長期戦になりやすいという特徴があります。

3倍配当の場合は3回目まで、2倍配当の場合は初回で勝たない限り2回以上の勝利が必要となり、その分利益が増えていくのが遅いという性質があります。

コツコツと腰を据えて利益を目指すプレイヤーにはおすすめですが、手っ取り早く利益を出したい場合は他の攻略法をご利用ください。

2倍配当の場合は対策が必要

以前の項目で簡単な説明を行いましたが、2倍配当を利用した場合は、数列が1個以下になって1セットが完了した場合でも、利益が出ない場合があります。

どうしても利益を出したい場合は、残った数字を分割し、2個として扱うのも方法の一つです。例えば「5」が残った場合「2」「3」に分けて、モンテカルロ法を継続する、といった手段も考えられます。

ただし、大きなマイナスになることは無いので、そのまま続行しても全く問題はありません。

モンテカルロ法を使って勝率を上げる方法

最後に、モンテカルロ法を利用する際に、より効果的に勝率を上げる方法について解説します。 モンテカルロ法は3倍配当の場合はルーレット、2倍配当ならバカラやシックボーなど様々な局面で利用できるマネーシステムです。

メリット・デメリットともにバランスも良いので多くのプレイヤーが利用する攻略法ですが、より戦略的にモンテカルロ法を使うことができれば勝率アップを見込むことができます。

負けが続いたら損切りし、強制的にリセットする

負けが続いたら強制的にリセットすることも必要

モンテカルロ法は、負けが続くとどんどん数列が増えていきます。特に連敗を中々切れなかったり、連敗の後また連敗、となると数列が20個30個となることも。
そうなると成功するまで大変な時間がかかり、また損失も膨れ上がっていきます。負けが続き、数列が多くなってきたら強制的にリセットするのも良いでしょう。

事前に何個以上数列が伸びたら辞める、と決めておき、損切りラインを超えた所で手を引くと、取り返しのつかない大損失からは逃れられます。
目安としては、3倍配当の場合12個〜15個、2倍配当の場合10個以下を目処にリセットを行うのがおすすめです。

ルーレットの空回しと組み合わせる

モンテカルロ法は3倍配当・2倍配当の両方でルーレットを利用できるので、モンテカルロ法を用いてルーレットを攻略するプレイヤーも多いでしょう。
ルーレットは独立事象なので、例えば「10回連続赤だったから次も赤」「1-12のダズンに15連続入ってない、そろそろ…」と言った予測に根拠はありません。しかし、前のめりに勝負を行うよりも、一歩引いて状況を見ながらベットを行うことで、冷静な判断が可能になります。

非ライブのルーレットなら空回しを行う、ライブの場合は数回ルックするなど、落ち着いて勝負を行うことでミスベットなどが起こりにくく勝率アップに繋がります。

モンテカルロ法のあれこれ

最後に、モンテカルロ法についての豆知識について解説します。

モンテカルロ法は元々ランドカジノ(海外の店舗型カジノ)で開発された攻略法であり、様々な伝説を持っているマネーシステムです。今回は、モンテカルロ法の伝説の一つについて解説します。

モンテカルロ法の由来は潰れたカジノ名?

「モンテカルロ」とは、ヨーロッパの小国・モナコ公国のカジノが遊べるエリアです。

一説には、この攻略法を利用した集団がルーレットなどで大金を稼ぎ、そのカジノを潰してしまった… と言われており、その伝説をとって「モンテカルロ法」と言われています。

流石に1つの集団が攻略法を利用するくらいでカジノが潰れる…といったことは考えられず信憑性は薄いですが、それほどカジノ愛好家の間では有用とされている攻略法と言えるでしょう。

まとめ

モンテカルロ法は、勝率に重点を置いた比較的守備的な攻略法で、連敗が続かない限りはどのような状況でも利益を出すことができます。

3倍配当であれば5回に1回以上の勝利で成功し、また効率良く利益を獲得できるべッティングシステムですが、ベット額の動きが少し難しく、また連敗時に利益を出すには時間がかかることが欠点と言えます。
やめ時を見極めながら、冷静にベットを行うことでより勝率アップに繋げられる攻略法と言えるでしょう。

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上の人(uenohito)

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